車雑誌や、新車のカタログなどを見ていると、ホイールベースという言葉が出てきますよね?
皆さんは、ホイールベースとは何かご存知でしょうか?
そこで今回は、ホイールベースについてまとめてみたので、是非読んでみてください!
ホイールベースとは
【前軸と後軸の距離】
ホイールベースというのは、車のフロントタイヤが取り付けられている車軸から、リアタイヤの車軸までの距離のことです。
日本語では、最遠軸距と呼ばれるようです。(特にトラックなど)
車体が大きければホイールベースも長いのかというと、必ずしもそんなことはなく、それぞれの車体に合ったホイールベースとなるように設計されています。
【トラックでのホイールベース】
車軸の多いトラックの場合、どこからどこまでがホイールベースとなるのでしょうか?
それは、一番前の車軸から、一番後ろの車軸です。
その間にある車軸に関してはホイールベースとは関係ないのです。
では、ホイールベースの長さが変わることによって、何が変わるのかを見てみましょう!
ホイールベースの長さによる特徴
【ホイールベースが長いと】
ホイールベースが長い車両の場合は、下記のようなメリットがあります。
- 直進安定性の向上
- 直進時に安定した走行が出来るため、高速道路などの走行に向いています。
- 座席スペースの確保
- ホイールベースが長いほうが、室内の座席スペースを広く取ることができます。
- 前後の揺れが少ない
- ガタガタした道や段差を走行する際に、前後の揺れが少なくなります。
また反対に、下記のようなデメリットもあります。
- 内輪差が大きくなる
- 旋回する際に内輪差が大きくなるため、小回りがあまり効きません。
では、ホイールベースが短い場合はどうでしょうか?
【ホイールベースが短いと】
ホイールベースが短い場合、下記のようなメリットがあります。
- 内輪差が小さい
- 内輪差が小さいため、狭い道路でも小回りが効きます。
- 機敏な反応
- ステアリングを少し操作するだけでキビキビと反応をします。
また反対に、このようなデメリットも存在します。
- 直進での不安定さ
- 短いホイールベースでは優れた直進安定性を望むことができません。
- 前後の揺れも大きい
- 段差などを走行した際に、前後の揺れが多少大きくなります。
まとめ
【ホイールベースとは】
- 車軸から車軸までの距離
- 長いと直進安定性が優れている
- 短いと小回りが効く
いかがでしたでしょうか?
長くても短くても、どちらも一長一短という感じでしたね。
レースなどに出る車両の場合、短いホイールベースは不利だという話しも聞きますが、街乗りで使う分には短いホイールベースの車両でも良いかもしれませんね。
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